マニフェストはパフェ配布券

たまには良いことを書いておこう。

GWの最終日に「果実園」でパフェを食べてきた。

 

「果実園」というのはフルーツパーラーの名前だ。

贈答用のちょっと良い果物を売っていて、店内でもその果物を使ったパフェやパンケーキをいただける。

以前新宿駅で道に迷った時に幻のように見かけたのだが、これまでなかなか行く機会がなかった。昨日はすこぶる死にそうな気分だったのだけど、もしこのまま果実園に行かずに死んだら後悔すると思った。それほどまでに果実園への切実な思いがあったのだ。

 

店に入って階段を降りると、ショーケースのケーキが美しくまぶしい。

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席についてメニューを見る。

ケーキも良いけどパフェも良い。

イチゴも良いけどイチジクも良い。

迷うのが楽しくなってくる。

 

色々迷った挙句、色々なフルーツを食べられる「季節のパフェ」を頼んだ。

 

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そして来たのがこちら。

もうね、優勝。まずもって飾り切りが美しい。

上から順にいただいて行く。

さくりとした林檎。甘い。初めてのキスか?記憶が改変されそうだ。

次に苺。みずみずしい。甘みと酸味の絶妙なバランス。ほどよい練乳とバニラアイス、ホイップクリームとのシンフォニー。しつこくなく、苺の香りとみずみずしさを引き立たせる。

日向夏は控えめで切なく、なんだか女子中学生にいじわるをするような背徳感。夏休み、白いワンピース、黒髪の少女…そんなイメージが頭に湧いて来て本当に悶絶してしまった。

そしてマンゴー。意外な引き立て役。熟れた食感がなめらかで、口に含むと舌に果汁が絡まってくる。

そして驚いたのはオレンジだった。甘くてみずみずしい。思わず「シェフを呼べ」と叫びたくなった。食べ進めるごとに新しい味が出て来てくる。脳内でファンファーレが鳴る。感動の嵐。食べるセロトニン。溢れる多幸感。

どこかのパティシエが初めてパフェを作った時、「パーフェクトだからパフェ」と名付けたらしい。これを聞いた時、私はそんな馬鹿な話があるかと薄ら笑っていたが、間違っていた。パフェは本当にパーフェクトだった。

果実園のパフェは食べ進めていくと自然と笑顔がこぼれてくる。生きる希望が見えてくる。ひょっとすると果実園のパフェは世界平和へ繋がっているんじゃないかとさえ思う。もしかして紛争とか色々解決してくれるんじゃないか。休戦してパフェ食べたら全てどうでもよくなる気がする。もし私が政治家になるならパフェ引換券の配布を公約に掲げたい。

 

生きててよかった。