「キラークエスチョン」で距離を縮める

サッカーでゴールに直結する「キラーパス」があるように、会話でも相手の心を鷲掴みにする「キラークエスチョン」なるものがあるらしい。 私自身、転職してからはずっと在宅勤務が続いていて、なかなか人と話す機会がない。限られた機会の中でいかに自分のこ…

岡真理『記憶/物語』:語り得ない出来事を語ろうとすること

【岡真理『記憶/物語』】 アフリカで子供が飢えて死んでいるとき、文学は無力であるとかつてサルトルは言った。彼は文学を文学は無能である」と言った。 この本では、パレスチナ問題という〈出来事〉がパレスチナ人以外に忘却されている現実を指摘し、出来…

村上春樹『1973年のピンボール』:「それだけのことだ」で世界は回る

今週のお題「読書の夏」 何もかもが同じことの繰り返しに過ぎない、そんな気がした。限りのないデジャ・ヴュ、繰り返すたびに悪くなっていく。 村上春樹『1973年のピンボール』 (以下の引用文はすべて同じ著作による) 季節ごとに読み返したくなる小説があ…