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「大丈夫」と言える透明感ーー個人的経験と『レオン』のマチルダの少女性

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『使えそうでなかなか使えない言葉ランキング』があったら、私は1位に「大丈夫」を選ぶ。

「大丈夫」って
(気にしなくてもうまくいく、安心しろ)
って自分に念押しするために使う、おまじないみたいな言葉だ。


だから、なかなか相手に対して「大丈夫」とは言えない。


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『レオン』という映画を観た。

親を殺された少女が復讐に燃え、殺し屋と奇妙な同居生活を送る物語。
このナタリー・ポートマン演じる少女「マチルダ」の透明感がとにかく素晴らしかった。

親を殺されて身寄りがなく、殺し屋に同居を求めるマチルダ

足手まといになるからと同居を却下されるも、
彼女は「復讐できなきゃ死んだ方がマシ」と言って、レボルバーを頭に当てる。

このシーンに、ずーんと胸をやられた。

…なんだか、彼女の言動には既視感がある。

私は大学生になっても希死念慮に襲われることがあって、その度に私の恩師に電話をした。

恩師は「とにかく死んだら駄目だから」

と言い切るものの、「なぜ駄目なのか」と聞いても一切教えてくれなかった。

恩師はいつも理路整然としていたから、死なないでいる理由が不問というのは解説不足のように思っていた。

だけど、実際に大切な人が死にそうなのを目の前にすると、まず出てくるのは「死ぬな」の一言だった。

死んだらいけない理由は今でもよくわからないけれど、とにかく「死ぬな」と言うのは正しいように思える。

「貴方は大丈夫じゃないけど死んではいけません」って、地獄の沙汰かと思うけれど。