魔法使いに向いてる

「終わらない日常」 を超える処方箋

清潔で明るい場所、ありますか

 

…難しくて暗い考えはやめよう。

 

ネガティブな語彙を増やしても人生は豊かにならないし、腹が立つなら腹が立つって言えばいい。そして対象から距離を取るんだ。

最近、何か悪いことがあった訳ではないのだけど、

腐葉土をひっくり返したみたいな気分になる。

 

ただ人生が悪い方向に向かっているかというと、全然そんなことはない。

感謝してもしきれない程、私は恵まれていると思う。

 

無を知りすぎているのだ。すべては無で人間もまた無だった。

ただそれだけの話だし、それに照明がとても必要なのだ。

それから清潔さと秩序が。ある者はそのなかで生きられる。けど気づくことはない。しかしおれは知っている。

ヘミングウェイ短篇集 (ちくま文庫)

 

 

ベッドの下には何もないし、本棚の裏なんてもってのほかだ。

照明の当たらない場所をじっと見つめるのを今すぐやめろ。

 

何が美しいのか、最近さっぱりよくわからない。

 

だけどたぶん、具体的な物事に対する、ちょっとした驚きの積み重ねであったり

相手の美意識を素直に誉めることが何よりも必要な気がする。

 

…ひょっとすると私のやっていることは、泥の上の蓮を獲ろうとするような真似なのかもしれない。

泥を掴んでまた泥を掴んでいる。

 

それでも自分から掴んだ泥だ。

それに「これは違う」と思ったら、汚れた手を洗えばいいやと思う。

少なくともそう言い切ってしまえば、記憶の中の泥のようなものは、砂になって消えていく。そう信じるんだ。

 

少なくとも、信じる者は報われると私は信じています。