魔法使いに向いてる

「終わらない日常」 を超える処方箋

大学生の悩みに本気で応えてみた

キャリア教育の授業に登壇し、150人の阪大生の前で話してきました。

なんだかミーハーっぽいので写真は撮っていません。

…こんなテンションだから人気ブロガーになれないんですね~

 

お話しした内容だったり臨場感だったりは、

その授業に出席した人だけが味わえるということで…はい。

 

すごく熱心に自分の話を聞いてもらえて、とても嬉しかったです。

ここでは、受講者からコメントシートで寄せられたお悩みについて一問一答でこたえてみようと思います。

 

たぶん近日中に阪大の進路指導界隈から公式に私の書いた文書が出てくるかと思いますが、一足先にリリースしておきます。

いただいた質問、どれも「迷える子羊」感が出ていてめちゃくちゃかわいいです。

メェ~~~~~

 

 

 

Q1 やりたいことが見つかりません><

A

f:id:lyrisist-lily:20170722151255p:plain

(引用元:NHKにようこそ! 1-8巻セット

 

実は「やりたいこと」はそんなに楽しくなかったりします。

スポーツでも勉強でも、上達を目指していたらたくさん練習しないといけないですし、何かの拍子で嫌われることだってあります。正直、「やりたいこと」をやり続けるのは、すごく難しいことです…

 

それでもやり続けることができたら「ああ、これって本当に好きなことなんだ」と思います。

 

とりあえず、なんでも首を突っ込んでみては?

勉強でもスポーツでも芸術でもバイトでも。

私もとりあえず、目の前のことにベストを尽くすことを続けてきました。

その中でずっと継続できていることは「やりたいこと」なのだと思います。

 

Q2やりたいことが見つからなかった場合、就職はどうするのですか・・・

 

A仕事をやるうちに、やりたいことも見つかるはず(見つけようと思い続ければ)。

 仕事はそもそも自分の為にするのではなくて、誰かの代わりに面倒なこと、大変なことをして、お金を貰うことだと思っています。

例えば外食って「おいしいもの食べたい」「料理が面倒」といった欲求を満たすためにカフェやラーメン屋さんに行きますよね。コーヒーを焙煎したり製麵したりするプロセスをお店の人にやってもらいます。でも、たとえば出てきた料理が口に合わなかっりお店の人の対応がイマイチだったりしたら、そのお店ってたぶん二度と行きませんよね?たとえお店の人が一生懸命調理していても…です。

 お店の足を運んでもらう、モノを買ってもらう、というのはなかなか難しいことです。私もイベントなどの企画をして、人が全然集まらない時は泣きそうになります。

…でも難しいことをする中で、仕事の「面白さ」を語れる人って素敵だと思いませんか?

私はそういう意味を込めて、「やりたいことをやれる企業に行く」と言っています。

 私はそもそも「やるべきこと」や「求められていること」をコツコツできる人でないと、阪大には来れないと思っています。そういう意味で、みなさんは仕事に関してはポテンシャルが高いんですよ。1年生の前期はまだまだ慣れないことが多くて大変だと思います。焦らなくても大丈夫なので、面白いものを捜すアンテナを張り続けましょう。

 

Q3 SNSの運用の仕方を教えてください!

A 「何のためのSNSなのか」をハッキリさせないと、なんともアドバイスできないですね…気になる場合はメッセージをいただけたらと思います。

 

Q4 大学の先生にかわいがってもらう方法は?

A これは「大学の先生」に限った話ではないですが、相手の為になることをする、ということに尽きるのではないでしょうか。そのために相手のことをよく知ることですよね。

 

 例えば教員の方の場合だったら、その方がどんな経歴で、どんな学会に所属していて、どんな論文を発表しているかを知っておくといいと思います。

「先生が書かれていた○○を読んだんですけど、最近はこんなことも言われてますよね。実際はどうなんですか?」とか、そんな感じで聞いてみるといいかもしれません。

 ・・・でも、そもそも「かわいがってもらいたいから○○する」って発想だと、エゴさが相手に伝わる気がします。人によっては迷惑だと感じられるのでお気を付けて。

 

Q5 就活の感想ではなくて就活の制度を知りたい(注:講義では「先輩から学ぶケーススタディ」という形式で登壇し、就活についてお話ししました)

A ①ケーススタディーは「その人がどう感じているのか」を知る学習です

  ②就活スケジュールについては「2021卒 就活」とかで調べてみてはどうでしょうか。

ググればわかるはことを聞くのは相手によっては失礼だと思われるので控えましょう。

 

Q6 医歯薬系で、進路がある程度決まっています。今のうちにやるべきことは?

A なんでしょうね、学部や年齢関わらず「こうなりたい!」と思える人を見つけることでしょうか。医学部、薬学部がメインに活動する学生団体「inochi学生プロジェクト」は認知症予防やAEDの普及などの活動に精を出していて、アツい方がすごく多いです。

 私もそのプロジェクトのひとつ、U-30による大阪万博誘致プロジェクト「WAKAZO」に楽しく関わらせていただいています。今年の5月には、阪大で「自分の軸」を見つけるワークショップを開催しました。FacebookTwitterで情報配信しているので、イベント情報はお見逃しなく。

f:id:lyrisist-lily:20170722152408p:plain

 

 

Q7 企業に入ってから必要な知識はどうやって身に着けるの?

A 日本の企業だと大抵「新人研修」というものがあるので、そこで業界内容だったりビジネスマナーだったりを学ぶようです。私も8月に研修があると聞いています。

 でも教えられるのを待つ必要はないですよね。

私は2年生の冬くらいに、図書館で『○○業界がわかる本』みたいなのを読みあさっていました。

 

業界と職種がわかる本〈’19年版〉

業界と職種がわかる本〈’19年版〉

 

 

あとはニュースを仕入れることですかね。私は「News picks」というアプリで読んでいます。好きな記者だったり分野だったりを登録できて、自分の気になる情報を集めるのには重宝しますよ。

 

Q8 就活で何が大変でしたか?

A 就活が始まるまでのモヤモヤした時期(3年生の前期ぐらい)が一番不安でした。

院進するか公務員試験の勉強をするか、それとも一般企業に就職するかも決まっていませんでしたし、自分に自信もなかったので。

徹底的にそれぞれの試験スケジュールを洗い出し、逆算して「いつまでに、何を決めておけばいいのか」を明確にしておきました。

 

【補足】登壇者の方で「最初の面接は緊張するし、落ちるもの」とおっしゃる方がいたようですが、反例はたくさんありますよ…

それに今は3年生の夏にインターンシップを経験するにあたり、学生はエントリーシートや面接を就職活動開始前に一通り経験することができます。だいたい、学生はこの時点で「面接でウケるネタないじゃん」「割とエントリーシートって書くの時間かかるな」などと現実を知ります。

就活応援制度は色々整っていて、なにかしらエントリーシートの書き方や面接の指導を受けられます。事前準備を念入りにしていた立場からすると、冬になって「面接は緊張して失敗した」と言うのは完全に準備不足だと思います…「就活は運」とおっしゃる方に関しては「運を引き寄せようと行動することを努力っていうねんで」とでも言っておきたいですね…

 

Q9 就職活動でどうやってメンタルを保っていましたか

A ランニングをして、無駄なことを考えないようにしていました。

アプリで記録して、走れる距離が増えていくのを見て「自分は成長しているんだ…!」と言い聞かせ…あとは寝る前に「今日よかったこと」を思い浮かべるようにする習慣をつけたのですが、これが割とよかったです。

 

Q10 企業で働くことしか選択肢に入れないといけないの?

A 企業に雇われなくても、自営業や公務員でもいいのではないでしょうか。それぞれの魅力や大変なことはあると思います。登壇者の人選で「こういうのがあったらいいな」というのがあれば、ぜひ先生にお伝えしていただければ。

 

Q11 勉強と遊びのバランスはどうやってつけていた?

A 「やるべきこと」を取り合えず優先しましょう。必修落としたら大変です。

あとは一日の使える時間をきちんと配分して、そのように生活していました。

平日は授業込みで勉強8時間、趣味2時間。休日は基本的にバイト、という感じでしたかね。

時間のような、定量的に評価できる指標を持つと後悔しませんよ。

 

Q12  他大との繋がりはどうやって作るのか

A なんだか、「色んな人と繋がった方がいいよ」と誰かに言われてこの質問していませんか?質問の動機がわからず、ちょっと心配です。自分が興味を持てる事を追求していくと、自然と色々な繋がりはできますよ。お答えとしてはインカレサークルに入る、バイトをする、学会やシンポジウムに顔を出すなどでしょうか…

 

Q13 就活に役に立たない勉強は無駄?

A そもそも学問と「役に立つかどうか」は別問題です。

役に立たない学問があるのではなく「学んだことを活かせないひと」がいる、というのが事実なのではないでしょうか。

 

Q14 ”普通の感覚”ってどうやったら身につくの?

A ”普通”の定義によりますよね…そもそも、一体どうして”普通の感覚”を身につけないといけないのでしょうか。そこで思考停止している人のことは気にしなくてもいいのでは?と思います。

無理に普通に合わせる必要はないです。必要なのは相手に対する配慮でしょう。それに、そもそも”常識”って、相手に不快な思いをさせないために必要なのではないでしょうか。どんな相手にも配慮しようという心構えがあれば、大丈夫だと思います。

 

Q15 コミュ力に不安があります…

A いい質問ですね~言語学徒的には嬉しい質問です。

私もいわゆる「コミュ力」がなく、体育の時はいつも隅っこにいました。

しかしながら、一体「コミュ力」って何なのでしょうか?私は個人的に「コミュニケーション」はその目的によって、以下のように分類できると思っています。

 

①雑談:仲良くなるためにするもの

②意思伝達:一緒に活動をするためのもの

 

 私は①が苦手でした。陰キャです…でも雑談にはある程度「型」があるので『雑談が途切れない方法』みたいな本を図書館でたくさん読みました。

 

超一流の雑談力

超一流の雑談力

 

 

会話が途切れない工夫をたくさんすることで、雑談はできるようになりますよ。私は質問をしまくって、自分が話さなくてもいい雰囲気を作れるようになりました(おそらく周りの気遣いもある)。

 

 ②はピンと来ないかもしれません。報告・連絡・相談といったものがこれに入ります。何かの代表をやったり幹事をやったりする経験がお勧めです。

例えば飲み会の幹事をやるとしましょう。

ここでは「飲み会をする」ために参加者が集まり、幹事であるあなたは、お店や参加者に対して「予算や日程はどうするか」と相談したり、「石橋西口にx時集合で」と参加者に連絡、当日は「いま@@にいます~」「雨なのでコンビニに避難してます」といった報告をしますよね。

こんな感じで、自分がプロジェクト(この例だと飲み会の開催)の中心になることで、使い方がわかるようになります。まずは挑戦してみましょう。

 

Q16 今何をすべきなのでしょう?就職で有利になる活動ってあるんですか?

A 一言で言えばリーダーシップ経験でしょうか。

どんな内容でもいいですが、自分が主体となって企画をすることですね。試しに学期末、飲み会の幹事をやってみましょう。あるいはこの授業で「お疲れ様会」を主催するとか…?

「リーダー」というと、戦隊モノのレッドみたいなイメージを持たれるかもしれませんが、実際のリーダーというのはお店のリサーチだったり集金だったりといった、すごく地味なことも「メンバーのため」を思ってやってくれる存在なんですよね。

 

Q17 マーケティングについてもっと教えてください!

A 連絡ください(´・ω・`)

 

Q18 留学ってどうすればいいんですか…

A 留学は「大学の単位として認定されるかどうか」で分類できます。あまりうまく分けられてはいませんが、まぁざっくり分けて次のような感じです。

 

  • 交換留学:提携校で現地の言葉で授業を受け、単位を取る。「語学を使って、学問する」ためのもの。事前のハードルとしてTOEFLや各種検定、GPAなどが設けられています。
  • 語学留学:現地の語学学校に通う、いわば「語学を習得する」ためのもの。教授が善意でやっているスタディツアー的なもの、民間のコーディネーターがやっているものなど様々。

 

いずれにせよ「何のために留学するのか」をハッキリさせないと、お金が無駄だと思います。採用担当者も「留学に行ったから+評価」という訳でも「行かなかったから-評価」みたいなことはしないですよ。

 

Q19 語学を活かす仕事に就くには?

A だいたい次のようなルートがあるのではないでしょうか。

 

  ①外資

  ②海外事業部、海外支社がある日系企業 あるいはコンサル

  ③自分で事業を作る(専攻語の翻訳とか)

 

海外事業などで活躍したいのなら、TOEIC860はないと厳しいです。

 

Q20 就活は誰と相談しましたか?

A 信頼できる先輩や教員、またキャリア教育に取り汲むNPOの「JAE」の職員の方に相談していました。

www.jae.or.jp

あとは美容院の方とも「見せ方」について話したり…(笑)

 私に関しては、相談する相手の学部や専門分野が自分と異なっていても特に気になりませんでした。

「相手のキャリアに興味があって、ぜひともお話をしたい」と思った方には積極的にアポを取り、色々相談に乗っていただきました。

 

Q21 行動力はどこから来るのですか…

A 私はすごく単純なのですが「なんか明日死ぬかも」「この機会がラストチャンス」みたいなことを常に考えています。

 

Q22 どうしてベンチャーにしたのですか?(注:所謂ITベンチャーに就職するよ、という自己紹介をしました)

A 「ベンチャーにしたい」とはあまり考えていませんでしたね。私は一緒に働く人がすごく熱心で魅力的だと思えたので、内定先を決めました。

組織が大きくなりすぎると「自分がやっていることは誰の何の為なのか」「そもそも誰と一緒に働いているのか」がわかりにくくなりそうだと思ってはじめから大企業は受けませんでした。

 例えば、会ったこともない代表取締役が株で失敗してボーナス減額されたら嫌じゃないですか?まぁ顔知ってても嫌ですが…「まぁあの人のことだし」と言えた方がいいような気はします。

 また逆に、規模が10人くらいの所だと、社内制度が整っていなかったり、何かあった時に「替えがきかない」…同僚が一人辞めたら自分の仕事量がものすごいことになるような所は嫌と思ってたので、社内制度が整っていて、支社あたり200人規模の所に落ち着いたのかもしれません。あまり意識はしていませんでしたが、就職活動がはじまる頃にぼんやりとイメージは持って居たような。

 

Q23 部活ですごく時間をとられます。就活で評価されそうなこと(注:インターンとかでしょうか)ができずに不安です…

 

A 以下のワンキャリアという就活情報サイトの記事は必見です。

「『なるほどこれは大変だ』『就活エピソードは今から作れ!』トイアンナが普通の就活生を外資コンサルへ内定させてみた(前編:準備編)」

https://www.onecareer.jp/articles/407

 

 要するに、就活では「目の前の課題へどう自分なりに取り組んで成果を出したか」という思考のプロセスが問われるということです。

これはコンピテンシー能力なんて言われているので、気になる人は色々調べてみてください。

 

Q24 就活の情報が多すぎて困る

A 私はルーズリーフなどに調べたことをまとめ、管理していました。以下のことは知っておいた方がいいと思うので、一度調べてまとめておきましょう。

 

・自分の卒業年度の選考スケジュール(院進や留学、公務員試験などについても気になる人は調べておきましょう)

インターンシップとは

・OB訪問とは

・リクルーターとは

 

特に私は地方公務員を受けるか院進するか就活するかも3年夏まで決めていませんでした。

しかし「複数の選択肢を比較し考える」思考がついたと思います。気になることはたくさん調べてまとめましょう。調べてよくわかないことは聞いてもらえればお答えしますよ。

 

Q25 考え方に影響した本を教えて!

A

心から「読んで良かった!」と思える本を挙げておきます。

 

 

lyrisist-lily.hatenablog.com

 

以上です。

授業のコメントシートをいただいて、私が思っている以上にみなさん就活について不安に感じているのだと思いました。

不安というのは「よくわからない」から生じるものだと思います。

なので、よくわからないことは調べればいいし、調べてもよくわかんないことは人に相談すればいいと思います。私もよく美容師さんに「人生が…人生が駄目です…!」とか泣きついていますが、

「どうしたの」と聞かれてつらつらと近況を報告すると「順風満帆じゃんw」と言ってくれます。確かに私の人生は割と順風満帆のように見える…

 

私も色々と認知が歪んでいるので、漠然とした不安をよく感じます。

でも、なんだか最近はそうした不安にも慣れてしまって、「あ、不安ちゃんだ」と思って仲良くなれるような気がします。

不安ちゃんのことをよく知ってあげましょう。たぶん小さなことを気にしている、かわいいやつです。

 

なんかこんな記事も書いていたのですが、何を書いたか忘れちゃいました。

もっとちゃんと内容のあること書かないとだめですね。

lyrisist-lily.hatenablog.com

 それでは今日もサバイブしましょう。