魔法使いに向いてる

「終わらない日常」 を超える処方箋

多動力に必須なフロー状態になるコツ、あるいはワークショップデザイン論

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

 最近ホリエモンの『多動力』を読んでいます。

 

普段私は気になったビジネス書は立ち読みで済ませてしまうことが多いのですが、ホリエモン大学、ホリエモン祭なるものの存在を知り、最近ホリエモンに興味を持っていました。

本当にホリエモン氏、自分のプロダクトを取り上げているツイート(『多動力』とか「ホリエモン祭」が入ったツイート)をめちゃくちゃRTしていて、

忙しいはずなのに、どうやったらこんな芸当できるんだろう…?と思ってポチリました。


色んな秘密がこの本で明らかになっています。

多動力=常にフロー状態でいること!?

同著のキーターム、「多動力」は複数の事業を同時進行する力、と言い換えれそうです。そしてその状態に持っていくための必須条件は氏曰く「それ自体がワクワクする、面白いこと」。

読んでいて思ったのが、この状態って「フロー状態」のことだな、ということでした。

 

心理学者ミハイ・チクセントミハイ

人間が活動に没入し、楽しさを感じている状態のことを「フロー」状態

と名付け、様々な分野でフロー状態の特徴や生起する要因について分析しています。

 

そしてフロー状態の特徴として

「時間を忘れるほど活動に極度に集中している状態」

「行動を調節しながら次々に新たな状態に対応できる状態」といったものを挙げています。

 

個人的に、フロー状態って頭の中がお祭り状態なんですよね。

この状態の時って『モテキ』のOP*1みたいな感じw


《桃花期》OP

 

お祭り大好きです。

多動力、独りよがりにならない?


ホリエモン氏の話は「個人の効率」がメインになっていて「非効率的な集団を切り込んでいけ!」ってメッセージになりがちなのですが、

実際問題として、自分1人が頑張っても周囲の人間や組織が変わらないと駄目じゃないですか。

上方の取引先が即レスしない人だったら、当然ながら待たなきゃいけないし。


だから個人の意識や行動を変えるだけではなくて、それを周囲に波及させる必要ながあるんですよ。


ホリエモン氏はリモートワークを提唱していましたが、

組織の方針のような大切なことを決めるには、やっぱり同じ場所にいて意見を交わした方が効率がいいと思うんですよね。


対面では言えないことをテキストなら言える、というのはそもそも問題を孕んでると思うんですよね。


指示出しとか判断投げるだけなら、テキストでやり取りすればいいんですが、

やっぱり信頼関係を構築するのには、対面がいいと思います。

そのへんは人間がそうなってる、としか言えませんね。


ちなみにリモートワークを導入していたマイクロソフトだったかは「やっぱ効率悪いわw」ってなってリモートワークを廃止したようです。(人づたえで聞いたので真偽はよくわらかない)


集団フローを導くためのワークショップ

仕事って1人じゃ回らないじゃないですか。ホリエモンは起業家だからトップダウンで仕事ができるけど、我々はそうじゃない。上司に企画書のチェックしてもらったり、レスの遅い取引先を待ったりしないといけないんですよ。


そういう環境で、1人が多動力発揮しても結局はレス待ったりしないといけないんですよ。

そもそも職場の意識を変えるには、自分が偉くならないといけないし。

でも私は、下からの反乱、職場の意識を変えるものとしてワークショップは有効なんじゃないかな、と思ってます。


ワークショップってわかりますか?日本だと1970年代に教育現場で広がったみたいです。

コンセプト自体はアメリカの教育学者デューイが提唱しました。参加者が自発的にプログラムを経験できることが大切なんだとか。

ワークショップは集団でフロー状態を作るのにうってつけです。

「フロー状態」は、いつもよりもやや難易度が高く、能力を普段以上に発揮する必要がある活動、つまり、「少し背伸びをしている」場合に起きやすいことがわかっている。

――山内、森、安斎『ワークショップデザイン論』

この方たちのように、お祭り状態を作る場として、ワークショップを提唱していきたいと思います。

非日常的で、創造的な場としてのワークショップ。

よく設計されたワークショップは、ただの作業刺激で頭がハイになるんじゃなくて、自分の無意識下に置かれていた価値観を表に引き釣り出せるんですよね。

そしてそれを他人のものと見比べてちょっと面白くなったりする。自分の中にはなかったアイデアを吸収できるんです。


同著では、ワークショップでフロー状態を作る要素として

  • 少し背伸びをした課題設定
  • 手を動かし没頭しやすい作業
  • 来る限りシンプルな目標の提示

などを挙げています。

 

読者にはワークショップ嫌い、という人も割といらっしゃるかもしれませんが

美しく設計されたワークショップは素晴らしいですよ。

 「自分はこれで生きていく」という旗印ができるというか……

 色んな人が大切にしているものを知る、というのはなかなか素敵な体験ですよ。心にキラキラしたものが増える感じ。


少なくとも私は仕事のスキルを身につける前に、仕事に対する姿勢をハッキリさせた方がいいと思います。


だって仕事を通して経済を回すのが好きな人もいるし、仕事はそこそこにして好きな人とずっと暮らしたいって人もいますし。

昨今はダイバーシティとは言いますが、人間なんだから違うのは当たり前なんですよ。

そのバラバラの価値観を、ひとつの形に結晶させることが必要なんじゃないでしょうか。


1人が突っ走るんじゃなくて、周りの人が大切にしているものを認めながら、巻き込んでいくことが大切でしょう。


今日はここまで。

またワークショップを運営してみて、やってよかったことをまとめようと思います。

 

ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ

ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ

 

 この本を今読んでます。

ワークショップデザインって、かっこいいですよね。

対話をデザインするって素敵なことだと思います。

 

収益や満足度にどう繋がるかも検討したいところですが、

自分自身がワークショップが好きですし、素敵な価値感を結晶させる場をつくれる人間になりたいと思います。

ワークショップをされる方(ファシリテーター)はとても素敵な方が多くて、私はすごく憧れています。

まずは私自身がワークショップ運営に没頭しようと思います。

 

ではまた。

*1:フジファブリック 夜明けのBEAT