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私のエジプト旅行記

トリビアの泉でやってましたが、スフィンクスの目線の先にはケンタッキー・フライド・チキンがあります。そしてその2階はピザハットです。

写真はそのピザハットから。

 

 

 

エジプトに滞在した話

実は私、小池百合子さんと同じカイロ大学で短期留学をしていたことがあるのです。

 

lyrisist-lily.hatenablog.com

 

 

滞在期間は2015年2月~3月の約1か月間。その間はアラビア語の授業に出ていました。カイロ大学の日本語専攻の学生とご飯を食べて

アラビア語の先生と恋バナをしたり(主にいいなづけ(!)の愚痴を聞いていた)

なんか知らんけど結婚式に呼んでもらったりと本当に色々な体験をしました。

(向こうでは知り合いを気軽に結婚パーティーに呼ぶ文化らしい)

基本的には無事に過ごすことができましたが、

滞在期間中に発電所が爆破されて大規模な停電が起こってエレベーターに一人取り残されたり街を歩いてたら3回職質されたりと…色んな意味で稀有な経験をしています。ここには書けないこともありました。

今は政変がだいぶ落ち着いているのですが、もしこれから渡航される方は外務省のHPを随時確認して危機管理をした方がいいと思います。

日本でも東京と沖縄でその暮らしぶりが変わるように、エジプトでも地域によって生活スタイルががらっと変わります。

人間は断片的にしか世界を把握できないので、当然ながらこのエントリーでも切れ切れなエジプト観しかお伝えできません。

ですがこのエントリーを通し、めちゃくちゃ熱く、ありえない程魅力的なエジプトに興味を持っていただければ幸いです。

エジプトの人の服装

男性は基本的にYシャツとスラックス。女性はスカーフ(ヒジャーブといいます)とゆったりした感じの服装が特徴です。女性は外出時にスカーフを巻いています。

 

エジプト女性のファッションを見ているとスカーフを全身のコーディネートの同系色にして統一感を持たせたり、あえてスカーフを指し色にしたりと、制限の中でもコーディネートを楽しんでいるようで、おしゃれは健在でした。女子は強いです。

 

あと裏話をすると、

エジプト(特に都心部)では髪の毛の多さと「ぽっちゃり感」が美人の必要条件らしく、ショートカットの私は全然モテませんでした(笑)

なんというか、ショートカットの日本人って完全に別世界の人というか”珍しい東洋人”みたいな扱いを受けるんですよね。

なので、もしこれを読んでる方がエジプトで婚活をする気持ちになったら

髪を長めにして、ぽっちゃりしてから行った方がいいと思います。

 

 

以下はエジプトの都市別に風景や料理について説明します。

都心部:カイロ/ギザ市内

ご存じのとおり、エジプトの首都はカイロです。

そこから車で20分ぐらいのところにギザの三大ピラミッドで有名なギザ市があり、カイロ大学もこのあたりにあります。

私はナイル川の支流をなぞるようにして、毎日登校していました。日差しが強い…

エジプト=砂漠!ってイメージの方が多いと思いますが、意外と水もビルもあります。というか水がある所に人が集まり、ビルが建っているんですが…

夜はこんな感じ。

この前観た『ラ・ラ・ランド』で「夜景にいちいち感動するのは野暮ったい女の子」みたいな台詞が出てきたんですが、それでもやっぱり夜景は綺麗ですよね。

特に川面に映るゆらゆらがいい。

 

通学路の途中にこんな感じの所がちらほらありました。

壊されたのか、工事が中断されたのか…よくわかりませんがほったらかしです。

滞在期間中、自転車を利用している人は一人も見ませんでした(´・ω・`)

代わりにロバとかラクダが車道を歩いているのは何度か見ました(´・ω・`)

移動は基本的に徒歩か車(タクシー、乗り合いバス)か地下鉄でした。

街並み

「ふつうの人」が住んでいるアパートはこんな感じで、川や道路の近くに密集していました。外から見ると素っ気ないですが、訪れたお宅は内装が豪家でした。

エジプト人の師曰く「外は暑い。内装を豪家にし、快適に過ごすべし」と。

あとはカイロ大学ではラピュタっぽい木がありました。ケバブサンドとかを買って教室や芝生で食べて過ごしてました。カイロ大学ケバブサンドは安くて早くてうまい。

 

夜はライトアップがきれいです。

エジプトの世界遺産ムハンマドアリーモスク

エジプトにはピラミッドのイメージしかないかもしれませんが、実は色々世界遺産はあります。その一つがムハンマドアリーモスクです。

内部はこんな感じ。

荘厳でとてもよかったです。

エジプトの世界遺産:三大ピラミッド

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言わずと知れたギザの三代ピラミッド。

単純な岩のブロックを積み上げに積み上げて完成した巨大な建造物です。

あまり知られていませんが、ピラミッドの内部に入ることができます。

内部には秘宝などはなく、「ただの空間」があるだけなのですが

内部の静けさ「蔵」のようにひんやりしていて、どれだけの時間がここで流れて行ったのだろう…と悠久の時に思いを馳せることができます。

 

またピラミッドの周りには観光客用の駱駝がいます。チップと乗車(?)代が必要だと思ってもらえればいいと思います。

私も乗せてもらったのですが、途中で駱駝のテンションが高くなって降ろしてくれなくなり、けっこう焦りました。

あとピラミッド周辺は観光客が多くて、偽パピルスとか売ってたりします。

何が「偽」なのかよくわかりませんが、お土産程度の品質のパピルスを美術品のような値段で売りさばく商人がいるみたいです。

 

 

あとは砂漠を歩いていると、どこからか日に焼けたおじいさん(スターウォーズに出てもおかしくなさそうな雰囲気)がやってきてペプシの瓶を振舞ってくれたんですが、がっつり500円くらい取られました。

 

エジプトの食事:コシャリ

こちらがエジプトの庶民料理のコシャリです。

パスタとトウモロコシとひよこ豆にトマトソース。

炭水化物のオンパレード。美味しいですが太ります。

青唐辛子やビネガーをトッピングしていただきます。

 

アラブ料理といったらケバブでしょうが、エジプトで実際によく食べられているのはコシャリでしょうね。

日本でいうカレーライスラーメンのポジションでしょうか。

これ、「日本料理って何?」って聞かれたらお寿司とか天ぷらって答えるけど、本当に日本人が好きなのはカレーやラーメンだったりするのと似ているかもしれません…

 エジプトの食事:ケバブ

でもエジプトでのケバブ屋さんの出現頻度は日本での寿司屋よりも高い気がする。

シシケバブ」の「シシ」は突き刺すが原義だったような気がする(あいまい)。

エジプトのwifi、カフェ事情

 

ちなみに都市部にはいい感じのカフェもあり、wifiも使えます。私はここで授業終わりに勉強してました。

昔ながらのカフェはおっさんばっかりで女性は入れない雰囲気――

というか、昼間っから水煙草を吸いながらテラスでチェスしてるおっさん達の中にはちょっと行っちゃ駄目な気がしたので、小奇麗なカフェに行ってました。

勇気のある人はその辺のおっさんにチェス勝負を挑んでもいいかもしれません。

カイロ市は国の中心ということもあり、海外資本・文化がめちゃくちゃ流入しています。先ほどのコシャリ料理店のような伝統的なお店もあれば、写真のようなピザを食べられるおしゃれカフェもあります。

あと、カフェでは基本的にシーシャ(水煙草)をたしなめます。

こちらは青りんご味。吸ってみると「甘い空気を吸ってる」といった趣でした。

水煙草の「水」が、上がってくる気流を受けてこぽこぽと音を立てていました。煙が出なくなるとお店の人が調節してくれるので、さながら永久機関のよう。

子猫ちゃんと眼が合いました。

毛並みがいいですが飼い猫ではないようです。

エジプトでは「猫はみんなが大切にするもの」といった可愛がり方をしているようです。古代、猫は神のお遣いとして大切にされていたらしく、その伝統が今でも残っているような感じでした。

エジプトのスイーツ:コクテールとザクロジュース

あとは街の至る所に日本のコンビニのような「キオスク」と呼ばれる小さな個人商店があり、そこではコクテール(≒カクテル)というフルーツの入ったジュースが買えました。めちゃくちゃ甘い。

こちらはザクロジュース。めっちゃ酸っぱいです。味が原色。

 

 

旧市街

何をもって旧市街とするのか、その定義はよくわかりませんが、古くからモスクなどを中心に発達してきた街です。

焼き芋屋さんがいました(おいしかった)。

誰が教えたのか知りませんが、商人が片言で「カカクハカイ」「モウカリマッカ」と話しかけてきました。中国人や韓国人の観光客にはそれぞれの言葉で話しかけていたので、商人の強さを感じました。一体どこで見分けているんだろう…

旧市街のカフェは趣があり、また入りやすかったです。ジュース飲んでたら怪しいペンダントの売り子が来たりしましたが、それもまた一向。

食事:ゴマペーストのピタパンとチキンの丸焼き

色々散策して、ふらっと入ったお店が最高でした。

鶏の丸焼きとゴマペースト、ピタパンと野菜のピクルスです。鶏がめちゃうまでした。

エジプトは野菜が少ない(育てるのにコストがかかりすぎる)ので、こうしてピクルスでいただくことが多かったです。

 

アレクサンドリア

地中海の都市、アレクサンドリア

ダイビングの国際ライセンスが世界一安く取れることで有名(だったはず)。カイロ市民も休みはアレクサンドリアに行くようです。

 

あと、なんかアレクサンドリアを歩いてたらめちゃくちゃモテました

ショートカットという髪型、都市部だと「けしからん!」って感じだったのかもしれませんが、こういう開放的なリゾート地だと、最先端のスタイルのように映ったのかもしれません。

建築:アレクサンドロス大王の要塞

アレクサンドロス大王による要塞が有名です。

なんだかクッパ城っぽいですね。

 

アレクサンドリアの食事

地中海の魚介類を食べられる人生、正直なところ最高です。

これは繰り返し言っていきたい。

 

日本の魚介類って淡泊な分、わさびや醤油で味付けしますよね。

でも地中海の魚介類ってそもそも身にしっかりと味がついているんです。獲れたてなのでプリプリですし、すごく甘くて最高でした。

 

まとめ

地球の裏側にはこんな所があって、そこがとても魅力的なんですよ、というお話しでした。私はもちろんエジプトの建築や食べ物といった文化も好きですが、何より熱っぽくてざっくばらんなエジプト人が好きだなぁ、と思います。

エジプト滞在では恋バナだってオススメのレストランの話だってしましたが、彼らとは自分の信条や求める未来像についてもきちんと語り合えたんですよね。

何か困ったことがあったら人が自然と集まる(解決するとは言ってない)のも魅力的だと思いますし、見習うことがめちゃくちゃあるように思います。

ぜひ一度エジプトに行ってみて、友達を作ってください。

これを言ったらおしまいですが、現地の空気感はやっぱり言った人にしかわからないと思うんです。

道路工事を途中で投げ出して昼間から水煙草吸ってチェスやってるおっさんがいたりする一方、素敵なファッションに身を包んだ女性が教師をしていたり。

 

きっちり生きて行く上で押さえなきゃいけないところは押さえつつ、

人生を楽しんでいる感じ。

 

エジプトと比較すると、日本はどこか「ええ恰好しい」のようなところがあるような気がします。それが悪いというわけではないですし、そういう文化が生まれた背景もあるわけですが

人間は根本的には「快楽を求めて不快を避ける」生き物なので、別に頑張ってるフリをする必要はないんじゃないかと思いますね。

なんか日本で閉塞感を覚える人は、エジプトに行って見てはいかがでしょうか。